仕組債関連の記事をまとめています
仕組債特有のリスク
・あらかじめ定められた参照指標に基づきクーポン(利子)が決定される仕組債については、当該参照指標の変動により投資家が受け取るクーポン(利子)が減少するおそれがあります。
・あらかじめ定められた参照指標に基づき償還金額が決定される仕組債については、当該参照指標の変動により償還金額が変動することで、投資家が受け取る償還金に差損が生じるおそれがあります。
・スワップハウスなどにデフォルト(債務不履行)事由が発生した場合にも、損失が生じるおそれがあります。
・上記以外にも、仕組債の商品性によっては、参照指標(株価、株価指数、金利、為替、商品(コモディティ)価格等)等の変動により、投資家が受け取る償還金に差損が発生したり、償還金の支払に代えて株式などの有価証券の受け渡しにより償還されたりするような場合もあります。
◆仕組債についてのYouTube動画
・素人は仕組債を買ってはいけない。デリバティブが埋め込まれていて、とてつもないハイリスク商品です。https://youtu.be/hcX04dArEMM
・元野村證券マンが感じる「仕組債」のメリット・デメリット
◆失敗が相次ぐ私立大学の資産運用(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)
「駒澤大学(2008年11月19日報道、154億円の実現損失)、立正大学(11月21日報道、148億円の含み損失)と、相次いで私立大学の資産運用に関する失敗が表面化している。金融危機の広がりを示す一例として受け止められることも多いが、各大学における運用プロセスの欠陥も無視できない。」
「宗教団体や学校法人など多くの公益法人が、リーマンショック以前に行ったデリバティブ運用・仕組債投資による多額の損失に悩まされ続けている。(中略)高野山真言宗が損失を出した商品の一つが、パワー・リバース・デュアル・カレンシー債(PRDC)と呼ばれる、利率が米ドル・円、豪ドル・円などの為替レートに連動する仕組債だ。商品ごとに細かな違いはあるが、通常初年度は高い固定金利が確保され、2年目以降は円安になるほど利率が高くなり、逆に、円高が一定程度進むと利率がゼロになる、という点は、ほぼ共通だ。」