2022年8月19日付で、富山鹿島町教会長老会より、複数の教会宛てに一通の葉書が送付されました。その葉書には、6月16日付で当会の松原和仁氏(富山鹿島町教会長老)の名前で、諸教会、キリスト教学校等に宛てて送付した文書【6.16付文書】が「富山鹿島町教会長老会とは一切関係ないこと」、また富山鹿島町教会は「今後も今まで通り東京神学大学を祈りと献金をもって支える」旨が記されていました。
この葉書に先立ち、富山鹿島町教会小堀康彦牧師より当会宛てに、6月16日付文書の送付先リストとラベルのデータを送って欲しいとのご連絡をいただきました。当会としては個人情報保護の観点からお伝えすることは出来ないこと、また、当該文書はあくまで当会自体の見解であり、文書全体及び体裁から、富山鹿島町教会とは何ら関係のないことは明らかである旨をお伝えしましたが、当ブログにおいても、改めてこのことを明確に申し述べておきます。
さて、先の小堀牧師とのやり取りでは、このことに加えて、当会より、一点お尋ねさせていただきました。それは、東京神学大学の評議員として大学の運営に責任を負っておられる小堀牧師が、東京神学大学において現在起こっている問題(とりわけ、法人の理事の一人でもある現学長が、司法の場において元教師と元学生に対する2件の不法行為【人格権の侵害とプライバシー侵害】が認められたこと)についてどのようなご見解をお持ちなのかということです。文科省のウェブサイトには、評議員会には学校法人運営が適正に行われているかをチェックし、理事会に意見する諮問機関としての役割が期待されている旨が記されています。しかしながら、その重要な任についておられる小堀牧師より、このことについて、未だお返事をいただいておりません。
6月16日付文書を送付した当会の願いは、現在東京神学大学で起きている(表面的には隠されている)問題について、東京神学大学を支えておられる各個教会やキリスト教学校の皆様に是非知っていただき、課題を共有していただきたいということでした。
この度の一連の問題について、東京神学大学理事会からは未だ、何らコメントが発表されていません。神学校には一般社会に比して、より高い倫理観とコンプライアンス意識が求められるのは当然のことです。わたしたちはこの度の裁判において、大学の運営に責任を持つ理事者の一人(しかも学長理事)が、元学生及び元教師に対して不法行為を働いたと認定され、損害賠償の支払いが命じられたことは、重大なことであると認識しています。もし、理事会や評議員会が組織ぐるみとなって、このことを見過ごしにしているのであれば、文科省の認可を受け、国から私学助成を受けている一学校法人として、もはやそのガバナンスが崩壊していると言わざるを得ません。
祈りと献金によって支えられ、なおかつ税金が投入されている東京神学大学は、諸教会やキリスト教学校、社会に対して早急に説明責任を果たすことが求められています。
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